あなたは、どれで建てますか?~メーカーによって異なる工法~
- 2017.08.07
- 家づくりの情報

こんにちは、TAMAと申します。
家の建て方が何種類もあることを、皆さんはご存じでしょうか?
家の建て方のことを「工法」と言います。
私は最初、鉄骨か木造の2種類ぐらいで思っていましたが、調べてみるとメーカー独自のものもあり、実際は数多くの工法が存在します。
私が知っているいくつかの主な工法をご紹介します。
主な工法の種類
木造軸組工法
別名、「在来工法」とも言われています。
日本に昔からあるこの工法は、多くの工務店などで採用されており、最も一般的な工法です。
昔からある木造建築の、柱や梁の見える家は木造軸組工法で建っています。
この工法は自由度が高く、様々な間取りに対応することが出来ます。
また、多くの工務店で採用されているということで、比較的安くなることが多いです。
比較的難しい工法ですので、良い家に仕上がるかは大工さんの腕が問われます。そのため、業者によって、かなり差が出る工法でもあります。
2×4(ツーバイフォー)工法
先に説明した木造軸組工法が日本で生まれたのに対して、こちらは北米で普及してきた工法です。
ツーバイフォーとは使用する木材の大きさのことです。
2インチ×4インチの基本材を使用するため、2×4(ツーバイフォー)と呼ばれます。2インチ×6インチの基本材を使用すると2×6(ツーバイシックス)になります。
ツーバイフォー工法では柱を使いません。2×4の基本材で枠を作りそれに板を張り、パネルを作ります。
このパネルを壁として、柱の代わりに使用するのが、ツーバイフォー工法の特徴です。
柱を使用しないで、耐震性はどうなのか?と思うかもしれません。
ですが、一般的に、壁を柱にすることで、揺れにくい、地震に強い家が出来ると言われています。
さらに、木造軸組に比べて、大工さんの腕に左右されにくい工法です。
その分、自由度は木造軸組に比べて劣るので、間取りやデザインに制約を受ける場合があります。
価格は安価な部類ではありますが、工務店などによっては、木造軸組より高くなる場合があります。
鉄骨造
厚さが6mm未満の鋼材を使用する軽量鉄骨を使用する軽量鉄骨工法と、それ以上の厚さの鋼材を使用する重量鉄骨造の2種類があります。
先ほど紹介した2つの工法と大きく違うのはなにより「鉄」で出来ていることでしょう。
鉄骨でできていますので、耐震性や耐久性は優れていますし、材料も工場生産なので品質も一定しています。
しかし、素材が鉄なので冷たく、結露などを起こしやすいです。防錆対策は必須ですね。
軽量鉄骨の場合は、大きい間取りを取ることが苦手だったり、金額も木造より若干高めです。
ハウスメーカー独自の工法
大手のハウスメーカーなどは、メーカー独自の工法があります。
住友林業のビックウッド工法や、ミサワホームの木質パネル接着工法などがこれにあたります。
工務店では見られない工法ですので、価格は高価なものが多いです。
細かい説明は、ハウスメーカーでじっくり聞くのが良いと思いますので省略します。
まとめ
いくつか工法を紹介しましたが、上記の他にも色々な工法があります。
どれも一長一短あり、どんな工法で家を建てたら良いか、一概には言えません。
家の間取りなどにも左右されてくるため、自分が建てたい家はどの工法が合うのか考える必要があります。
今後の更新で、これらの工法の違いや、細かいところも今後触れていこうと思っていますのでよろしくお願いします。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
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